感動する映画でした。血の繋がりがないからこそ大切にできる家族のカタチがある。今家族と一緒に生きていられることがすごく幸せで、大切にしたい。声を上げたら助けてくれる人がいる、どうせ無理と思わずにまずは声に出してみて、そしてそういう風に思えるような環境にしていこうと言う様なメッセージを受け取った気がしました。生活保護を受けるべき人に保護を、必要でない人が受給ている分を本来必要な人にと私も思います。話がそれますが生活保護を受けている世帯などに塾などのクーポンを支給している自治体もあるようですね。分け隔てなくしてくれると尚嬉しいですが。見終わった後には今を大切にしよう、人の助けになる事がしたいと思えるような映画でした。ありがとうございました。俳優陣は演技が上手で佐藤健さんはどんどん演技派になっています！感動系がお好きな方は是非。

震災関連だとは全く思わず見てしまいました。今までまともに佐藤健さんの演技を拝見した事がなかったのですが素晴らしくお上手でした。「震災」また「生活保護」に関しては、未だセンシティブで様々な立場や角度から違って見える事柄ですのであえて何も申し上げる事はありません。個人的に震災は絡めなくてよかったのでは無いのかなぁ…？公務員に対しては申し訳ないですが凄く共感しました。"世間一般で言う常識的"な公務員の人達が多々いらっしゃるのも存じておりますが、やはり一般会社員の常識とは全く別の常識を持った方達だと思いますし未だ役所へ行かねばならない機会があると本当に憂鬱になります。(良い公務員の方、ごめんなさい)ムカつくから火を付けたろ！までは思いませんが、対応の悪さ・連携の無さ・書類1枚出すまでの鈍臭さに憤りながら帰ったことは何度もあります。普通の会社なら即クビだよという言葉遣いや対応する方達が沢山いらっしゃるのも、申し訳ないですが一般から見たら事実なんです。瑛太さんや緒方さんのこと、良い人とか誰からも恨まれない人って言われてますが公務員内の評価であってパンピから見たらそうではないという描写？お墓を修繕してる姿も「そんな自己満より先に生きてる人を助けろよ」って皮肉メッセージなのでしょうか？他には警察もそうですし(免許の更新くらいで有給取らせないでほしい！特に昼休み机にいる人は何してるの？)、国会で寝てる政治家なんてその頂点なのですけどね。笑マニュアルでしか動けないのも存じてますがそろそろ何とかして欲しいですよ、もう何十年このままなのでしょうか。皆さん名演技で素晴らしかったのですが惜しむらくは好き嫌い別で阿部寛さんのセリフがどうしても聞き取りづらいところ。序盤の林遣都さんが吐いてる場面から何と言ってるのかが分からず何度も巻き戻しましたが結局分からず。笑邦画あるあるだと思いますが特にこういった重たい系・場面も暗い方が多い系の作品には字幕をつけて欲しいです！！！日本人でも聞き取りづらいものは聞き取りづらい！原作からだいぶ改変されているとの事ですので、原作を読んでみたいと思いました。

見るものがなくなって、暇だったら見ようくらいに思ってたが、見たらとても良かった。泣けた。とにもかくにも、考えさせられる人の生。立ち向かえない死と、人の罪。中学生以上は一度は見て、生きること、死ぬことに向き合う教材だと思います。震災の時のどうにもならなかった人の体験談を思い出しました。

震災と生活保護を絡めた社会派ミステリー。暗く、重く、悲しいお話ですが、見ごたえがあります。

まず最初に震災がテーマの映画とは知らなかったです。そして、こんなに心が突き動かされる映画であるとも思ってなかったです。この映画を通じて、実際に被害に遭われた方がどんな思いをして生きてこられたか私が想像したくらいでは分からないことを映像と通じて理解できました。失うことの辛さ、失っても心の整理ができないかな生きていかないと行けない厳しさ。こんな思いをして生きてるなんて向き合って理解したことはありませんでした。素晴らしい映画です。見てほしいです。

最近の日本映画の中では、観て良かったと思えた作品おかりなさい...に泣けました。

先に読んだ原作はよくある軽いサスペンスでがっかりしましたが、俳優陣の演技や映像は見る価値アリと感じました。

考えざるを得ない問題提起を主軸にして、現実にはあり得ない展開でのミステリーをうまくミックスした作品で面白かったです。最初から重々しい感じでストーリーは進んでいきます。画像の質感も重々しさを出すトーンで撮影されています。一見地味なままで話は進みますが、中盤あたりから一気に話は加速していきます。そのあたりからは犯人が誰かを想像できますが、終盤に予想通りと分かっても、それでも面白く見れる作品でした。この映画は出演者の演技力があってこそ面白い映画になっていると思います。佐藤健くん演じる、イケメンだけど人相が悪く無愛想で、人との関わりがうまく出来ないが心は優しい青年、清原果耶さん演じる、真面目で優しげで、でも実は芯が強い少女、阿部寛さん演じる、悲しみや苦しみを抱えながらもまっすぐに刑事という仕事に打ち込んでいる中年男性、倍賞美津子さん演じる優しく人を包み込んでくれる年配女性。皆さんの演技がとても良かった。特に清原果耶さんは、日本の俳優さんがあまり出来ていない、非常に細かい部分のリアルな演技もしっかりと表現していて、演技力の高さにとても驚きました。この映画の展開だと殺される側の人は不条理で可哀想だと思いますが、憎まれてもしかたない部分も間違いなくありました。一方犯人側の、自分の恩人を死に追いやった敵を憎む気持ちも、その部分では憎んで当然な話でしたが殺すの行き過ぎな展開でした。総評として、この映画は見て損はないです。

まだ、ぬいぐるみ付きがあったので購入しました。最初にDVDだけきたので、あれ？ぬいぐるみ無し？？？と、悲しくなりましたが、あとからちゃんと届いてほっとしました。映画館にも見に行きましたが、すみっコの皆んな優しく可愛く癒されます