歌もいいし満足でした

ドラマティックな展開はありませんが良い話し。ただカメラワークに難あり。手ぶれのシーンが続き気持ち悪くなる。ずーっと細かく揺れてる。

2019-11/30 夢の凱旋Liveは 15年間の集大成となる筈だったが、故郷メデジンは政治不安に揺れていた…政治に巻き込まれたくない保身なのか、はたまた嘘が吐けない性分なのか!? 売れ初めから“虚像”に悩まされてきた過去、元カノを忘れない姿勢やスペイン語歌詞に拘るJバルヴィン。にしても 取り巻きの大所帯はMJを彷彿させます… 精神科医が処方する注射が痛々しく、しんどいドキュメントです。開演前に楽屋の椅子を整えるスターの姿─細部「マジンガーZ」の点滴が微笑ましい 80年代~南米で最も有名だった日本人は “兜 甲児”ですからw。“ただのホセ”は「J Balvin」という巨像をコントロール出来るのか─!? 見届けたい[監督 製作:マシュー・ハイネマン] 2019Director‘s Interviewより「いま何がリアルなのかということは、すごく怖い状況になってきていると思います。ジャーナリズムの現在の状況も、フェイクニュースやキャッチーな見出しに溢れている中で、人々が何がファクトで、何がフィクションなのか区別がしにくくなってきている。やはり私はドキュメンタリーを作る場合でも、歴史モノ 回顧的ではなく、現在進行形にしか興味がありません。ヴェリテの手法で(作り手が被写体と関わる行為)目の前で起きている人生を描いていきたい」【私見】ビヨンセの「ホームカミング」やテイラースウィフトの「ミスアメリカーナ」などの神話プロジェクトは、ミュージシャンの個人的な生活をキュレーションし、独自の宣伝効果を生み出しました。しかし、本作は 築き上げた「カリスマ性あるやんちゃなバルヴィン像」を崩してしまうインパクトが在る。“繊細な”弱々しい素顔、🇨🇴大統領の内情を映し出す点で、米POPマーケティングとは一線を画す。本来J Balvinの音楽性は 日常の愛や美を歌っていて 思想とは無縁だ。発言が「政治的になる」ことで、一部のファンを遠ざける危険は日本のアーティストも同様です。逆に堂々とした“言論の自由”=成長とも採れる。更に 政治家×母国ポップアイコンの影響力は紙一重で、大衆が欲するメッセージ性を孕んでいる事。exトランプ政権やコロナ脳などにも当てはまる-もし エセ予言者が演説上手だったら…「煽りと群衆心理」は諸刃とも成り得る。興味深いドキュメンタリーです。

本レビューを書いている僅か1週間前の2022年1月12日に亡くなってしまったRonnie Spectorがリードを歌う名曲、”Be My Baby”。言わずとも知れた天才Phil Spectorがプロデュースをし、1963年にポップ・チャートの2位まで昇った大ヒット曲です。そのシングル盤のB面にひっそりと収録されていた”Tedesco And Pittman”という楽曲。これはSpectorが自分のレコーディングに参加してくれた二人のギタリスト、Tommy Tedesco（トミー・テデスコ）とBill Pittman（ビル・ピットマン）に敬意を払ったSpector作のジャージーなインストルメンタル曲です。本映画は、1960年代にロサンジェルスで活躍したプロ中のプロ集団であったスタジオ・ミュージシャンたちにスポットを当てたものです。Tommy Tedescoの息子さんであるDenny Tedescoが制作。父の仲間であったHal Blaine、Carol Kayeを中心に、Glen Campbell、Earl Palmer、Leon Russell、Al Caseyといった多くの一流プレイヤーたちが登場。映画と言ってもストーリー性はなく、言わば証言集と言ったものですが、1960年代のロサンジェルスで生まれた多くのヒット曲を語る上では重要な人たちばかりです。プロデューサーたちも、そしてミュージシャン同士もお互いに尊重と敬意に溢れた証言の数々。あの時代、あの場所でしか起きなかったであろうマジックの数々。もし彼らがいなければ、Phil SpectorもThe Beach Boysも出なかったことはないでしょうが、おそらく少し違う形となっていたのは間違いありません。彼らはWrecking Crew（レッキング・クルー）と呼ばれていましたが、劇中ではそのWrecking Crewを”壊し屋”と翻訳している場面がありました。「これまでの慣例を（良い意味で）壊した」ことからこう呼ばれたのでしょう。単に言われたとおりに演奏するだけでなく、アイデアを出し、作品の質を高める貢献までした面々。西海岸のロック・ヒストリーを語る上で、観ておいて損はないと思います。Tommy Tedescoを始め、Hal Blaine、Glen Campbellらはすでに故人となってしまっていますので、その言葉は貴重。

66歳のポップス・ファンは割と最近までザ・Tボーンズがレッキング・クルーの演奏だっさたとは知りませんでした。まあそれが米国的でいいよね。それにしてもハル・ブレインのドラムをたたくシーンはかなり凄かった。それをみれただけでも400円のレンタル料金を払ったかいがあります。まあ映画としてはちょっとねぇですが、それもまた米国的。我が国でも日本の音楽事情を記録したこのような映画を作ってほしいけで、無理かな。

1960年代から1970年代に、ザ・ビーチ・ボーイズら多くのアーティストのヒットソングを手掛けたセッション集団、レッキング・クルー(今で言う、スタジオミュージシャン)に迫るドキュメンタリー。メンバーのギタリスト、トミー・テデスコの息子デニー・テデスコが監督を務め、父親やブライアン・ウィルソンをはじめ関係者にインタビューを行い、レッキング・クルーの知られざる功績と苦悩を映したものです。130曲に及ぶ使用楽曲の権利をクリアするのに時間がかかり、撮影から18年を経て公開が実現したとのことですが、当時のアメリカンポップスに興味ある方にはオススメ出来ます！ただし、エルビス、S&G、カーペンターズは全く登場しません。騙されてはいけません。個人的には、明日に架ける橋でプレイしているスタジオミュージシャンのオジーオズボーン、ハルブレイン、ラリーネクテルが登場しているのが興味深かったです！